
21日間のトレーニングで「顔の再現性」はどこまで上がるのか
オリジナルキャラクターを描いていると、こんな悩みが出てくるそうですね。
-
同じキャラのはずなのに顔が毎回違う
-
正面は描けるけれど、角度を変えると別人になる
-
目や口の位置が安定しない
私もまったく同じ問題にぶつかりました。
そこで、キャラクター作成の3か月ロードマップの途中で、
「キャラの顔の再現性を高める21日トレーニング」
を追加で実践することにしました。
【3か月ロードマップまとめ記事はこちら】
この記事では
-
実際に行った21日間のワーク
-
練習の中で気づいたこと
-
最終的に分かった「顔を安定させるコツ」
をまとめます。
顔が再現できない理由
私が作っているオリジナルキャラクターは
「ケンジさん」という人物です。
ところが、描くたびに顔が変わります。

原因はシンプルでした。
顔の基準が決まっていなかったんです。
ワークの最初では「顔の比率を決める」という課題がありました。
例えば
-
目と目の間の距離
-
鼻の長さ
-
口の位置
を数値で決めるというものです。
しかし、この時点では問題がありました。
そもそも理想の顔が決まっていなかったのです。
つまり、
「どの顔を基準にすればいいのか分からない」
という状態でした。
そのため、最初は正直なところ
比率はあまり決められませんでした。
21日間のトレーニング内容
このプログラムは
1日30分 × 21日
で進めるトレーニングです。
内容は大きく3段階に分かれています。
第1週
顔を「立体」として理解する

-
正面顔を描く
-
横顔を描く
-
顔のパーツを繰り返し描く
この段階では
顔の構造に慣れることが目的です。
第2週
角度が変わっても同じ人物にする

ここでは
-
3/4顔
-
上向きの顔
-
下向きの顔
などを描きます。
この練習で強く感じたことがあります。
目の高さが0.5mmズレるだけで別人になる。
ほんのわずかな違いでも
-
幼い顔になる
-
大人っぽい顔になる
-
優しい印象になる
など、印象が大きく変わるのです。
第3週
同一人物を描く実戦練習

最後の週では
-
表情を変える
-
髪型を変える
-
光源を変える
-
制限時間ドローイング
などを行いました。
つまり
どんな条件でも同じ人物に見えるか
を試す練習です。
練習の途中で起きたこと
この21日間の練習で、
一番大きな出来事がありました。
それは
「この顔がいい!」と思える顔を偶然描けたことです。
毎日描いた顔を見比べていると、
「これがケンジさんだ」
と思える顔を見つけました。

それまで描いてきた顔の中で
一番しっくりくる顔でした。
そこで私は
その顔を
ケンジさんの基準の顔にしました。
最終日にやっと比率が決まった
このワークでは
最初に顔の比率を決めることになっていました。
しかし実際には
比率をきちんと測れたのは最終日でした。
理想の顔が決まったことで、
-
目の距離
-
鼻の長さ
-
口の位置
を初めて正確に測ることができたのです。
結果として、ケンジさんの顔の比率は次のようになりました。
ケンジさんの顔の比率

顔の横幅(耳の付け根位置)
:顔の縦の長さ(髪の生え際〜顎)
→ 1:1.1
目の横幅
:目と目の間
→ 1:0.9
鼻の長さ
:鼻から顎まで
→ 1:1.16
鼻の下〜顎
:口の位置
→ 1:0.4
こうして
キャラクターの設計図が完成しました。
21日間で得られた成果
このトレーニングで得られた成果は3つあります。
顔の再現性が上がった
完全ではありませんが、
「同じキャラだ」と分かるレベルにはなりました。
鼻の形が安定した
特に
-
鼻の長さ
-
鼻の幅
はかなり安定しました。
顔を「作る」意識が生まれた
これが一番大きな変化です。
以前は
顔=感覚で描くもの
でした。
しかし今は
顔=構造と比率で作るもの
という意識に変わりました。
まだ残っている課題
もちろん、まだ課題もあります。
特に次の3つです。
3/4顔
手前の目を
正面と同じ大きさで描いてしまう癖があります。
口の表現
閉じた口は安定しましたが、
-
開いた口
-
口の中
-
表情変化
はまだ練習が必要です。
横顔
今回は3/4顔の練習に集中したため
横顔の検証が少なめでした。
3週間の行程での変化

最初のころの絵と
終盤の絵を並べてみると、
-
顔の整い方
-
線の安定
-
バランス
が明らかに変わっていきました。
たった3週間でも
顔を見る意識は大きく変わると感じました。
まとめ
比率は「最初」ではなく「最後」に見えてくる
今回の経験で分かったことがあります。
ワークでは最初に比率を決めることになっていましたが、
実際には
理想の顔が見えていないと比率は決められません。
私の場合は
-
毎日顔を描く
-
偶然理想の顔が見つかる
-
その顔の比率を測る
という順番でした。
そして初めて、
比率を決めることの重要性
を実感しました。
21日間ではまだ完全ではありません。
それでも
「顔を設計する」という意識
は確実に身につきました。
そしてこの練習で、
オリジナルキャラクター
ケンジさんの理想の顔
が完成しました。

【3か月ロードマップ練習ログまとめはこちら】